小児乾燥型湿疹 (こどもの乾燥肌)
原因
皮膚の乾燥した幼小児の体幹(おなかと背中)に、冬に見られる症状。毛穴に一致した粟粒大の小さなボツボツがたくさんできて鳥肌のように見えて、かゆみを伴います。
症状が強くなると、表面がカサカサと粉をふいた赤い湿疹ができてきます。
アトピ-性皮膚炎の症状の一つとしてみられることもあります。
症状
対策
- 熱いお風呂に入らない。
- 体を洗うときゴシゴシ強くこすらない。(ナイロン製のタオルはいけません)
- 入浴後に保湿剤を塗る。
- 保湿効果のある入浴剤も効果が期待できます。
- かゆみが強いときには、一時的にステロイド外用剤を使用する。
- 幼小児の場合、引っ掻いて悪くすることがあるので、かゆみが強いときには抗ヒスタミン薬の飲み薬を使うこともあります。
- 症状が強いときや、経過が長引く時にはアトピ-性皮膚炎の疑いがあります。